正論が一番いい進み方に直結するわけではないよね。経営も、子どもも。

正論だけでは進まない日常

税理士は「正解」を求める仕事です。 だから私も、日常的につい「正しい答え(白黒)」を探してしまいます。

税金の計算や手続きには、たしかに明確な答えがあります。 でも、生活の中ではそればかりではありません。とくに子どもとの時間は。

「約束を守らなかった子供のほうが、なぜかムスッとしている」
「早くして!って言っているのに、のんきに鼻歌うたってる」
こんなことは序の口で、現実は思い通りにいかないことばかり。
白黒はっきりつくことなんて少なくて、答えの出ないまま進んでいきます。

経営も生き物だから

経営も同じ。そんな場面にたくさん出会います。 数字だけでは割り切れないことがたくさんあります。感情や、タイミング。

たとえば、「それは間違っています」という指摘は、たしかに「正論」かもしれません。 でも、それがその時の「正解」かというと、そうではない。

子どもと接しているときも、そんなことの連続です。 こっちの「正しい都合」を一度飲み込んで、相手が動き出すのをじっと待つこと。あるいは、「なんでできないの?」と問い詰めるのをやめて、「どうやったらやりたくなるかな?」と考えること。
学んだことといえば、こういった忍耐に近いものです。

正論だけでは進められない、背景や葛藤がある。「正しい都合」を押し付けても、動かない。
白黒で解決できない「割り切れない想い」を、まずは「そういうこともあるよね」と受け止めること。それが結局、一番スムーズで近道だったりします。

正論の先にある納得感

言うのは簡単で、やるのは難しいんですけどね。正論で裁くのは簡単だけど、私は一緒に歩きながら、納得感を見いだしていきたい。

「正解」があるほうが楽そうに見えるけれど、そうじゃないような気はしています。子供だって、親が「正しいこと」を言っても、やらないでしょう?(笑)

仕事でも、理屈だけで話を進めることなくサポートできたらと思っています。

さて、今夜もお風呂の水を「味見」する娘の姿を見て、正論をぐっとがまんして向き合っています。

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