【気づき】参加していただけでは、気づけなかったこと

スライドショーをつくって気づいたこと

ある総会で使う「1年間をを振り返るスライドショー」をつくっています。
今はツールもたくさんあって、それっぽいものを作るのは難しくありません。
昔に比べたら、ずいぶんハードルは下がったなと思います。

それでも、やっぱり時間はかかります。
ツールを探して、写真を選んで、順番を考えて、文字を入れて、音楽を選んで…。音楽は長さの調整もありますし、意外と考えることが多いです。

やってみると、「観る側」と「つくる側」では、見えている世界がぜんぜん違うんだなと思いました。
これからは他の人がつくったスライドショーも、写真の選び方や文字の出し方、音楽とのバランスなんかを、ついつい気にして見てしまいそうです。

裏方を経験すると、視野がひろがる

これはスライドショーづくりに限りませんね。
何かの「裏方」をやってみると、それまでは見えなかったことが、たくさん見えてきます。

たとえば、飲み会の幹事。
ただ参加するだけのときは、「駅から遠かったな」とか「ごはんが好みじゃなかったな」と思っていたのですが、いざ自分が幹事をやってみると、予約から人数確認、予算の調整、当日の連絡やキャンセル対応まで、本当にやることが多いんです。

文句が出ないようにするって、ものすごく練られた運営じゃないとできないんだなと思いました。

わかっているつもりだったことに気づいた

コールセンターで仕事をしていたことも、裏方としてのよい経験になりました。
色んな方がいらっしゃいますが、電話口でなかなか要件を言ってくださらない方もいらっしゃいます。
どこからお話されているかわからないまま、ずっと聞いて、最後の方になって「ああ、このことを聞きたいのかな」とようやく気づくこともありました。

お話される方にとっては、すでに状況が頭の中でまとまっていて、つながっているんですよね。
でも、聞く側には何も情報がない。だから最初に要件をいただけると、とても助かるんです。

また、コールセンターなんだから「わかりきってるでしょ」という空気の中での対応は、とてもプレッシャーでした。
一日中、電話対応をする大変さや、すぐに答えられないもどかしさ。当然ながら「調べる時間が必要なこともあります」。しかし、こういった当たり前のことも経験して初めて身にしみたのです。

この仕事をしてみて、「ああ、自分も(かける側として)やってしまっていたなあ」と思いました。
今なら、お問い合わせ先に電話するとき、「最初に要件を伝える」ことの大切さがわかります。あの「〇〇については1を押してください」という音声ガイダンスも、なるほどなと思えるようになりました。

カスハラという言葉を聞く機会が増えました。でも、誰もが一度でも裏方の立場に立ってみたら、ちょっとだけ言葉や態度が変わるのかもしれないなと思っています。「裏方」の仕事、おすすめです。

【姉妹日記】
昨晩寝るのが遅くなってしまい、予定していた遊びができなかったので、眠る前に、私、長女、次女の3人で振り返りをしました。明日行う宣言を。長女「早く寝る準備をする」。次女は「言われたらすぐにやる(寝る準備を)」。私は「早めに仕事を終える」と宣言。
が、今日は失敗。夕方から家族ででかけて予定より遅くなりました。でも、よい記念日を過ごしたのでよしとしましょうか。

 

タイトルとURLをコピーしました