人の流れも。
流れがあった会社員時代
独立してわかったことのひとつが、「流れがあるとやりやすい」ということ。
流れというのは、考えなくても行える仕組みのようなもの。
時間割のように、「決まっているからそうする」というリズムです。
たとえば会社員時代でいえば、
◯時に出社して、◯時に退社(あるいは◯時まで残業⋯)。
12月から繁忙期、2月〜3月は確定申告で休みなし、5月も法人決算でバタバタする……といった、業務の波も含めて「決まっている」ことが多くありました。
さらに、使う会計ソフトや税務ソフト、ファイルの保存場所、書類の綴り方、来客時の応対やお茶出しの内容、スケジュール管理の形式、資料作成ルールなど。
それらも「会社のやり方」があるからこそ、いちいち迷わず、考えずに進めることができました。
「決まっているからできる」仕事の進めやすさ
独立すると、これらすべてを自分で選ぶことができます。
どんなソフトを使うか、どこにデータを保存するか、誰とどう関わるか……。自由ではあるけれど、そのぶん、ひとつひとつ判断するという「選ぶパワー」が必要になります。
独立前は「なんでもっと効率的にやらないのかな」と思っていたことも、いざ自分が選ぶ立場になると、つい「前のやり方でいいか」とそのままにしてしまうということもでてきます。
なるほど、これまでの職業人生で、「もっとよいやり方があっても試されない」理由が少しわかった気がします。
「今まで通り」は、スムーズで心地よく、失敗のリスクも少ないうえに、選ぶパワーも必要ありません。なので選ばれやすいのです。
一方で、よいか悪いかは別として、以前勤めていた外資系企業では、朝令暮改が日常茶飯事でした。成果が出なければ上司はすぐに変わり、方針もがらっと変わります。慣れてきた頃にまたやり方が変わり、そのたびに柔軟に適応しなければいけない。
そんな環境は大変でしたが、だからこそ、「変化し続けることが前提」という体験も得られました。
流れは大事。でも、惰性になっていないか見直す
日常にリズムがあるとやりやすい。なので、独立後はリズムができるまではやや落ち着かないかもしれません。
例えば「午前中はデスクワーク、午後は訪問仕事」、「月曜日は事務仕事、火曜日は営業活動」などという流れができてくると、迷いが減って集中しやすくなります。
私も流れを作るようにしています。子どもたちとの生活は流れが乱れやすいので工夫も必要で、それも含めてリズムを作りを考えています。そして、この流れは惰性とは違うものだと思っています。
惰性を避けようとして、全部をゼロから見直そうとすると、それはそれで前に進めなくなります。
たとえば、今まで紙で回していた業務をいきなり全面ペーパーレスにしようとしたり、使ったことのないソフトにすぐに切り替えたり、やったことのない仕事にいきなり飛び込んだり。そういった変化に対応するには、それなりのパワーが必要です。
だから、まずは自分にとっての「やりやすいリズム」をつくってみる。そして、時々「これ、惰性になってないかな?」と見直す。流れは固定しすぎず、変えたいときにはちょっとずつ変えていける柔軟さを持つ。
独立2年目にして、そんなやり方がちょうどよかったように振り返っているところです。
【日記】
朝仕事し奈良へ。十数年ぶりの東大寺。子供の頃はたくさん見上げていたけど、自分も大人になったのだと感じました。観光客と修学旅行生と鹿が多く賑やか。
【姉妹日記】
昨晩はテンションあがって笑いが止まらず盛り上がってしまう夜でした。つられて涙笑。笑いのツボ入ってしまいました。
今日は長女はお休み、次女は保育園。東大寺で長女が「阿吽」や作者について話はじめて我が子ながら驚き。歴史好きなんですね。
次女は走るのがブームで、保育園から家まで走る〜!!と行ってしまいました⋯。なんなに歩くの苦手な次女だったのに変わるものですね!(^^)
【something new】
魚万 もちいどの本店の練り物
中谷堂のよもぎ餅
柿の葉寿司本舗たなか
shika san chocolat ガトーショコラ
まほろば大仏プリン