【近視予防】子どもの近視を進ませないためにできること

最近の子どもたちの近視に関する状況

2025年2月に公表された「令和6年度(2024年度)学校保健統計調査」によると、近視に関する以下のような状況が公表されています。

  • 小学生で裸眼視力1.0未満の割合は約37%と過去最高水準で推移。

  • 中学生は約61%、高校生は約71%が裸眼視力1.0未満。

  • 近視は年々増加傾向にあり、特に小学校低学年での近視発症が急増している。

  • 生活習慣としては、屋外活動時間が長い子どもは視力低下リスクが低い。

  • 長時間のPCやタブレット使用、勉強や読書の長時間化が近視リスクを高める。

1979年度調査時に、裸眼視力が1.0未満のこどもが17.9%だったことを考えると、単に遺伝的な要素だけとは考えづらく、
社会的な環境、ライフスタイルの変化などが、子どもたちの近視に影響を与えていると思われます。

目にやさしい環境づくりとデジタル機器の使い方

では、目にやさしいデジタル機器とのつきあい方をみてみましょう。
眼科の先生にお聞きした内容も含めて、近視を進ませないためにできることをまとめてみます。

  • デジタル機器を使うときの照明は、明るすぎず暗すぎない明るさに。
  • スマホやタブレット、読書の際は、顔から30〜40cm以上離して使う。パソコンは40〜60cm程度。
  • デバイスや本など近くを見るときは、30分ごとに5分程度の休憩を入れる。
  • 「20-20-20ルール」を実践。
    20分ごとに20フィート(約6m)離れた場所を20秒見る。
  • 正しい姿勢で見る。

これらを日常生活に取り入れることが、近視進行を抑えることにつながるそうです。

近視の進行を遅らせるために

最近は、小学生になったあとに「学校の視力検査」で近視が判明するお子さんも多いとのこと。小学生前から近視の兆候があったのだろうけど、「黒板を見えない」などの不都合が少ないため気がつきにくいとのこと。

デジタル機器の使用を制限するということもそうですが、外遊びを増やすことも効果があるようです。
コロナ禍での生活変化が視力悪化に影響したと考えられる結果も報告されています。コロナ禍は子どもたちのこんなところにも影響があったのかもしれません。
1日2時間程度の屋外活動が、近視発症リスクを下げると期待されています。

定期的な通院も行っていきましょう。子どもの視力は刻々と変化するそうです。
現状を把握することが第1歩。メガネの度数もチェックしておきましょう。大人も。

 

【日記】
部屋を閉め切られるより開放的な空間の方が眠りやすい今日このごろ。早朝に目覚めて空気入れ替えると落ち着きます。

【姉妹日記】
保育園のプールで、「水が苦手な子」と「水が平気な子」がちょっと離れて過ごしたらしく。水が顔にかかるのが苦手が次女は同じようなお友達と「パシャッパシャッ」と楽しんだようです。
一方の長女はスイミング。もぐるの大好き、早く上達したいと楽しんでいます。

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