15年前。東京スカイツリー建築中。
自分ががんばってきたことを子どもや後輩に伝えたくても、今では通用しない経験談が多いです。
せっかくなら今でも通用するお話を、せめて応用がきくような経験を伝えていきたいですね。
今日は、「今では通用しない経験談」を、いましめとして書き起こしておきます。
ほんまは、「野良犬の横を刺激しないで通り過ぎる10の方法」からお話したいのですがやめておきます。
いかに早く紙の資料を製本するか
15年前くらいだと思いますが、紙の資料をステープラで止めて毎週の会議で配るというお仕事がありました。数年前でもあったような気もしますが。
複数枚作成するために、
・紙の揃え方
・紙の並べ方
・効率的なホチキス止めの方法
というのが存在しました。印刷の順番とか複合機の使い方も。
教え込まれこのお仕事、さすがに後世に武勇伝として伝えるものではありませんよね。
もう紙で資料を配布するなどなくなっていくと思っています。
(意外となくならないので、まだ「使える」のかもしれませんが。)
あの頃は選択肢がなく、枚数も多く、定期的に資料作成があるので、スピーディに処理する「能力」が必要だったんです。
会計ソフトで総勘定元帳を作成
会計ソフトが普及し始めた頃、「総勘定元帳を手書きではなく、パソコンで作成して紙に印刷する『技術』」が重宝されました。
手書きだと、経理担当を雇って、何時間も何日も費やさなければいけません。
20年ほど前に、助っ人でお伺いした会社で、数日で数年分を印刷した記憶があります。
当時60代くらいの男性社長にご依頼されましたが、あまりに早く終わったことに驚いて大変感謝していただいたことを覚えています。
パソコンが使えるだけで活躍できる時代がありましたが、もう昔のことですよね。
パソコン使えるのは当然ですし、会計ソフトも当たり前で、データのインポートも一般的なことになりつつあります。
長時間労働
15年前くらいから数年間続いた仕事のあり方。
これは後世に武勇伝みたいにお話したらだめだなといつも思っています。
25日連続勤務、残業当然、終電多発、みたいな生活のことです。
その経験でめちゃくちゃ鍛えられたかもしれません。
その時の経験があるから成長もしましたし、今があるのかもしれません。
でも、それを後世に強要するのは違うと思います。
これは、「真夏の部活動を水分補給なしに気合でがんばれ」、
というくらいキケンなことだと思っています。もう時代が違いますし。補給した方が絶対にいいとなってるし、がんばる方向性も変えなければいけない。
でも、自分の子どもや後輩に何かを伝えようとするときに、まるで過去の自分を慰めるように肯定的に伝えたくなってしまう。
何かいいことをやってきたかのように伝わるのなら、それには十分に配慮して、そうではないということを伝えないといけないと戒めています。
もう今では通用しない経験談ですよね。
そういうことで、
今でも通用する経験談を、通用するうちに、どんどん伝えていきましょう。
【日記】
夕立あり。湿度高め。
次女に、「ママを好きになっちゃった」と言われます。私宛のグリーティングカードには、「I♡YOU」を書いてありました。はさみ使いが上手になり、線に沿って切り抜けるように。ひらがなも読めるようになりアンパンマンの歌の歌詞を見ながら歌っています。
長女はのんびり休息。学校がんばったよ、と1学期の疲れが出ているようです。夏休みを指折り数えています。
【something new】
抽選申込
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