
「もっともらしい答え」に飲まれないための工夫 「しらんけど。」
生成AIを活用することが一般的になってきました。
ChatGPTなどの生成AIを使っていると、自然で読みやすい文章で回答してくれます。内容の確実性にかかわらず、「それらしい」言い方で。そのため、「それっぽいから信用してしまう」 ということが起こりやすいです。
生まれてこれまで「言葉」を使ってきた中で、「日常的にさらりと嘘をつかれる」ということはありませんよね。
なのでどうしても「それらしい言葉」を聞くと、信じてしまうのではないでしょうか。
この違和感がなんともむず痒い。そこで私は、ChatGPTに、
確実でない内容を答えるときは文末に「しらんけど。」をつけてもらうことにしました。
関西人が多用する「しらんけど」。
あえて説明すると、次のように言い換えることができます。
・確度は高くありませんが、
・まだ確認中ではありますが、
・推測になりますが、
・現時点の理解では、
・検証が必要です。
意味は同じで、トーンが異なるだけです。しらんけど。
ChatGPTへの指示方法
会話の最初に一言伝える
確実でない内容を答えるときは、文末に「しらんけど。」をつけてください。
事実として根拠がある部分はそのまま書き、
推測や可能性ベースの部分には「しらんけど。」をつけてください。
など。これだけで、その会話中はこのルールが反映されます。
設定して常に適用させる
設定 → パーソナライズ(有効) → カスタム指示
に進み、「どのように応答してほしいか」などを指示する欄に次のように記入します。
確実でない内容や推測が含まれる場合、文末に「しらんけど。」を付けてください。
保存すれば完了です。
これで、新しい会話にも自動で反映されます。
実際に使ってみて感じたこと
実際に使ってみて、「しらんこと(不確実なこと)ばっかり⋯。」と思うこともあるし、当然不確実なことにも「しらんけど」がつくのでちょっとうっとうしくなったりします。
ただ、意外と使える場面も多いです。
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情報の確度を意識するようになる
→ 「言い切っているし信じていいかな」と思考停止しそうなときも、「これはどの程度信じるべきか」と考えるようになります。
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思考整理がしやすくなる
→ 事実と仮説を分けると考えやすい。
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考えを「仮説」として扱いやすくなる
→AIからの企画や提案を、「間違いない方法」だと思い込んでしまうけど、
「しらんけど」をつけることで、あくまでもひとつの方法(仮説)だということをしっかり認識できる。
あと、ちょっとおもしろいのもメリット。しらんけど多用されるとしんどいのがデメリット。^^;
遊び心で試してみてくださいね。
「しらんけど」がつかない回答は、きっとそれなりに信頼できるはずです。しらんけど。
【姉妹日記】
敷きパッドをふわふわに。お気に入りの寝場所を取り合う二人。長女に先を越されて大泣きの次女。ふわふわもママの横もキープできず。
