【近況】ロングウォーク記録:季節と身体の対話

葉っぱも色づいてきました。

ロングウォークを続けています。数日、身体を休ませたらまた歩く。そんなリズムができてきました。10分の距離も面倒に感じる日があるのに、ロングウォークでは1時間が早く感じます。

不思議なもので、歩く距離が長くなるほど「近く」感じてきます。
歩くことそのものが、少しずつ身体に馴染んでいるようです。

気温と心拍の関係

10月に入って歩くのがぐっと楽になりました。6月と10月で、同じように歩いてもまったく違う感覚です。

実際のデータでもその差がはっきりしています。
同じようなペースで歩いた時のデータを見てみます。10Km以上歩いた日の記録。

平均ペース

気温

湿度

日射

6月

11’8”/km

23℃

70%

強い(日陰なし)

10月

11’9”/km

12℃

78%(小雨)

弱い

心拍データは載せていませんが、6月の方が約30%も心拍が高く、明らかに負荷が大きい。

気温・日射・湿度をそれぞれ+10%ずつと考えると、合計でおよそ30%の環境負荷差
6月(23℃・日射あり)では、10月(12℃・日射弱)に比べて約30%高い心拍・運動負荷になっていました。

体感としてのちがい

負荷が30%だとしても、体感はもっと大きな違いを感じます。

暑い季節は、5分歩くだけでも息が上がっていたのに、今はリズムに乗ればどんどん勢いが出てくる。涼しい空気の中では、呼吸が落ち着いて、「歩く」ことが身体に馴染んでいく感覚があります。

歩くことの意味

昔はスポーツといえば「技術」や「筋力」の話でした。今は、それだけではありません。私が見るのはまず天気。最近は涼しいのでそれほど気になりませんが、夏は運動するかどうか、いつ外出するかをチェック。
そして体調を整え、無理をせず、環境を読む。今はそんな一連の流れも「歩く」という行為の一部だと感じます。

気温や日射、湿度の違いが、その日の調子やペースを決めていく。
歩くたびに、身体が環境にどう応えるのかを観察している気分で楽しいです。

おわりに

季節が変わると、同じ道でも別の顔を見せます。
暑い夏を越えて、涼しい風の中を歩いていると、「同じ自分なのに、違う身体で歩いている」ような不思議な感覚に。
ロングウォークは、ただの運動ではなく、自分と季節の対話のようなものになってきました。

 

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