最近、次女が「赤ちゃんのお世話をしてみたい」と言い出しました。
ただ必ず「将来、自分が赤ちゃんを生むかどうかはわからないけど」と前置きを入れるところが、いかにも“令和の子”らしいなと思います。
昭和世代の私からすると「赤ちゃん=いつかは自分が産んで育てるもの」という前提で考えていた時代でした。でも、いまの子どもたちは「自分の人生に必ずしも子育てがセットではない」と自然に受け止めています。
だからこそ、娘の視点に触れるたび、私自身の子育て経験を「平成・令和の移り変わり」として記録しておきたいと思いました。特に、男女で子育てにどう関わりが違うのか。地域や家庭環境によって差はありますが、ここではあくまで私の体感を中心に書き残しておきます。
保育園
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朝の送り出し:長女の頃 母親70%/父親30% → 次女 現在 母親60%/父親40%
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子どもの急な発熱対応:長女(平成)母親90%/父親10% → 次女(令和)母親80%/父親20%
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夕方のお迎え:長女の頃 母親90%/父親10% → 次女 現在 母親80%/父親20%
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保護者会参加:母親95%/父親5%
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保育園の送り迎えにかける時間:母親 約25分/父親 約15分
→ 父親の参加率は上がってきているが、細かい時間調整や連絡のやりとりは母親側に偏っている印象。
学校
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給食試食会:母親100%(ただし主催役員は男性)
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教師の男女比:女性60%/男性40%(小学校教員は女性70%/男性30%)
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授業参観出席率:母親80%/父親20%
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運動会のカメラマン役(一眼レフ・ビデオ):父親70%/母親30%
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PTA役員選出:候補は女性60%/男性40%、実際に引き受けるのは女性が多い
→「顔を出すのは母親、決定権や役職は男性」という構造がまだ根強い。
習い事
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ダンスの保護者ネットワーク:母親100%/父親0%
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ボーイスカウト:母親60%/父親40%(役員は父親が多い)
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スイミングのテスト見学:母親90%/父親10%
→習い事の種類によって保護者の関わりは変わる。男性が積極的に参画するものは限られている。
家庭内での分担
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提出物管理:母親85%/父親15%
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健康管理(病院付き添い):母親70%/父親30%
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イベント・旅行計画:母親85%/父親15%
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お風呂・寝かしつけ:母親90%/父親10%
→「日常の事務・準備」は圧倒的に母親。
まとめ
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確実に父親の関与は広がっている
平成から令和にかけて、送り迎えや病院付き添いに父親が関わる割合は上昇中。
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しかし、見えない家事・管理の部分は母親が担いがち
提出物、園や学校との細かいやりとり、予防接種のスケジュール管理などは依然として母親中心。
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習い事やイベントでの「男女の棲み分け」も続く
文化系は母親、体育系は父親、役員は男性、といった偏りが根強い。
みなさんの家庭や地域ではどうですか?数十年後にどうなっているでしょうか。