繁忙期のストレスはこんな感じ

赤信号。

会計事務所に勤務していたときの、確定申告繁忙期中に抱えていたストレスについて振り返ってみました。

間に合うのかわからないストレス

まず、所得税確定申告期の仕事の割り振りについてご説明します。
仕事の割り振りは、ひとりひとりのキャパに合わせて決めるわけではありませんでした。事務所全体のお仕事を、在籍している人数で分担するという方法です。

全体量を在籍人数で割り振られているというのは、退職者が多くても補充がないというところにもあらわれます。前年にベテラン3人がやめたから、新しく3人を補充して、確定申告期を迎えるいうふうに、計画的にに行われることはありません。そのため、ある年は、一人30件だった確定申告業務が60件に増えることもあります。

そして、通年通り、12月決算法人の申告業務もあります。年末から年始にかけては年末調整、給与支払報告書、法定調書、償却資産税、源泉所得税などのお仕事も。このような中で、申告期限の到来順に進めると、12月決算法人が終わってからが所得税確定申告の本番になりますから、本格的には3月に入ってからになります。

ほんとうに終わるのか、終えられるのか、というストレスが、12月頃から強くなり、ようやく担当が割り振られる頃にはもう他の業務で手が回らなくて何も着手できず。ほんとうに間に合うのかわかりません。
そんなストレスがありました。

 

全体の業務量を把握しきれないストレス

法人の申告を2件担当しているだけでも、充分な業務量ですから、さらに所得税の確定申告が数十件追加されるのは、決して少ないとはいえない仕事量でしょう。
そして、担当したお客様が、毎年同じ方というわけでもありません。

新しいお客様、新規のお客様、そのような方々とのお仕事は、どれくらいの業務量になるのかが、わかりません。着手してみなければわからないところもあり、3月15日までの全体の業務量を把握できないストレスが常にかかります。

自分のキャパが足りているかどうかもわかりません。
とにかく、仕事に穴をあけるわけにはいかないとは思っていて、
一刻も早く仕事を終わらせていきたいというストレスの中、過ごしていました。

 

余白ゼロのストレス

そういうことから、この時期は、時間の面でも気持ちの面でも余白ゼロ。
プライベートの予定、やりたいことなどは一切考えられませんでした。
今となれば大いに反省しています。

余裕がなく、子どもに対応できないこともありましたし、「相手をする」余裕がなく楽したいためにテレビなどに頼ってしまっていたんだろうなと省みています。子どもたちや自分の健康より大事なことだったんだろうかと。そこまで仕事を第一にしなければならないかというのは常に振り返りましょう。

余白があるかどうかを知るためにも、業務量を把握しましょう。
冷静に分析して、キャパに収まる業務量を確認して取り組むことで、はじめて俯瞰することができ、対策をねることができるでしょう。(辞めるという判断をする役にもたちます。)

何かおかしいのではないかなと気づき行動できる気持ちと時間の余裕は常に確保しておきましょう。
繁忙期真っ只中でも。

【日記】
午前訪問準備など。午後訪問。帰宅後長女と通院。
カブスカウト上進の件で家族会議。

【something new】
アトロピン
QRコード

 

タイトルとURLをコピーしました