【近況】申告会場の熱気を引き受けて

昨年までの会場

確定申告の時期。税務相談の従事がはじまりました。
申告相談会場に、来場者の方がずらっと列をなしているのをみて、「ああ、今年もこの時期がはじまったのだ」と実感します。合同会場のような場所は人も多くて、熱気に包まれています(ほんとうに暑い)。

ひとりでも多くの方の申告を進めることが求められるこの業務は、普段のお仕事とは違う面があって、時間の流れの違いを感じます。
限られた時間内で、淡々と機械のように答えることが必要だとしたら、ほんとうに機械がやればいいのにな、なんて思うことも。

対話型AIが進化すると、この申告会場も変わるのかな、なんて想像していました。
でも、そうはならないだろうな。
赤、白、青、緑、水色、黄色……。振り分けられたジャンパーや腕章、それぞれの役割をみながら、これは一筋縄ではいかないな、と思いました。

それにね。
申告不要なのに申告される方。
所得の帰属の確認が必要な方。
毎月の収入のうち、数ヶ月分の金額がわからない。けど勤め先とは連絡がとれないし、源泉徴収票もだしてくれていない方。

日本語や言葉の意味が伝わらない方もいらっしゃいます。

そんな、ロジックだけでは割り振りきれない事案が、現場にはたくさんあるのです。

「ご用件に応じて、該当する番号を押してください」 というコールセンターもありますが、結局は
「オペレーターとお話をされたい方は」という最終手段に行きつく人ばかりになりそうです。

この時期、税理士に課されている相談業務は1日がかりのものがほとんど。 今回は、ずっと立ちっぱなしのお仕事。

そんな、割り振りきれない事案と向き合う1日がかりの立ち仕事。
AIが進化しても、この『やり場のない熱気』だけは、当分私たちが引き受けることになりそうです。

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