思考は「生み出す」だけじゃない。静けさの中にあるもの。

静かな朝も考えが湧いてくる。

思考は「生み出す」ときと「湧いてくる」ときがある

ブログを書き続けている中で、思考には2種類あると気づきました。

ひとつは、生み出す思考
ロジカルで、戦略的で、パワーを使います。「考えよう」「気合を入れよう」とするときに働く思考です。
まさにタスク処理モード。

もうひとつは、湧いてくる思考
もともと内にあった考えやアイデアが、ふっと表に出てくるものです。肩の力が抜けていて、自然に書ける。
「考える」というより、「あるものが浮かび上がる」感覚に近い。

同じ「思考」でも、使われている回路が全く違うようです。

「湧いてくる思考」は、静けさの中で立ち上がる

そのことに気づいたのが、寝かしつけの時間でした。

暗い中、横になりながら、ただ子どもの寝息を聞いているとき。その時間でブログのネタを考えることは、全然負担ではありませんでした。むしろ、心地よかった。

考えようと力を入れるのではなく、
外からの刺激が減ったとき、自然に思考が戻ってきていたのです。

思い返すと、同じような状態は他にもあります。

  • 歩いているとき

  • 長距離移動のとき

  • 早朝の静かな家の中

音が少なく、視覚情報も少なく、世界がゆっくりに感じる時間。こういうとき、思考は「湧いてくる」のだと感じます。

内側モード(デフォルトモード)が生み出すもの

私が感じているのは、仕事には「外側モード」と「内側モード」があるということ。

外側モードは、力を入れてがんばる働き方。集中して、ロジックを積み上げて、こなしていく。

でも、内側モードはそうではありません。力を抜いたときに、自然に言葉やアイデアが浮かび上がる。
すでに持っているものが引き出される働き方です。

私がブログを書くときの「さらさら書ける」感覚は、きっとこの内側モード。

日常でもこのモードに戻るために、
特別な時間を用意しなくても、ほんの少しの工夫でスイッチは切り替わります。

  • 音を止める(無音の1分)、ノイキャンイヤホンなど

  • スマホの画面を伏せる

  • 深呼吸ではなく「静かに吐く」

  • 白い紙を目の前に置くだけ

思考は追いかけると逃げる思考も、静けさをつくると自然に戻ってくる。
「力んで成果を出す」のではなく、「もともとあるものを取り出す」。そういう働き方は、もっとあっていい。
ブログのネタを考える時間から、そんなことを思いました。

おわりに

私は長くブログを書きながら、思考は力を入れて生み出すものだと思っていました。
でも、静けさの中で自然に浮かんでくる思考もある。

がんばるばかりではなく、湧いてくるものを受け取ること。
その両方で働けたら、もっとしなやかな力の使い方ができるような気がしています。

 

【姉妹日記】
寝かしつけのコツもつかみつつあります(今更)。次女は私につかまると入眠しやすい。
今朝は私の上にのって2度寝。夜は私の脚を枕にして就寝。先日は脚を抱き枕にして入眠。
長女は友達と遊び、プールにも行って5秒で眠っています。

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