なぜ本を大切にしたいのか
「本を汚したくない」、そう思う方は多いと思います。その気持ちは「本を大切にしたい」という表れですよね。
本を大切にしたい理由は様々です。お気に入りのコレクションをきれいなショーケースに並べるような、そんな気持ちのこともありますし、手放すことも視野に入れて次の人に気持ちよく読んでいただきたいからという理由もあるかもしれません。
私も小さい頃から本を大切にしていました。例えば子どもの頃読んでいた絵本。娘たちに読ませるにも新品さながら(経年劣化はありますが)の状態です。
「新しい状態のまま保持したい」という気持ちがあるので、線を引きながら読むという選択肢はあまりありません。移動中に読むとすれば、書き込む自体難しい。書き込むというのは、机の上かじりついて行うようなそんな印象さえあります。
書き込み読書の効果
かじりついて、と書きましたが、その様子をイメージすると、「本に向き合っている」姿を思い浮かべませんか。ここにヒントがあります。
しっかりかじりつくことは、それだけ「学びに対する姿勢が整う」ということでもあります。いつもその姿勢でいることがいいというわけではないのはいうまでもありませんが。
ただ、音声で聞いているときと、書き込みをしながら「本」と向き合っているときの「頭に内容が入ってくる」感覚が違うのは皆さんも感じていることだと思います。
「視覚」で頭に入ってくるタイプならなおさらそう思うのでしょうね。私自身も、文字を視界におさめて、線を引いたり書き込んだりすることで内容をインプットしていくほうです。そして何度も繰り返し書く。これまでの暗記では「書く」ことを多くしてきたので、この方法に馴染みがあります。
書き込みのすすめ
「本に文字を書き込む」ことに抵抗を感じることもありますが、いざ書いてみるとしっくりきます。
「理解したいけど難しい。」「深く頭に刻み込みたい。」「本を読むことがつまらなくなってきた。」
そんなときに、書き込みながら読書をするのはいかがでしょうか。
私はせっかちなので、早く読み進めたいときもありますが、じっくり読むことで満たされるものもあります。子どもが寝静まった夜、ペンを片手に、机に本を広げて読む贅沢さ。
さらに、書き込んだ部分を読み返して別のノートにまとめるのもおすすめです。内容がじんわり染み込んでいきます。
多読や速読とは違って時間はかかりますが、遠回りのようで、心に残る読書になると思います。
小さな工夫ですが、暮らしを豊かにしてくれる読書法だと思います。
よかったら一緒に試してみませんか。
【日記】
パパと娘たちはプールへ。私は空腹の子どもたちの食事準備を。夕方の家族会議がよかったです。
パパにたっぷり遊んでもらっても、ママと一緒にねたい〜と泣きぐずる次女でした。長女はニコニコしています。