集中と回復はセットで考える

無限に集中できるのか

100m走は最初から全力疾走できるけれど、42kmはそうはいきません。
先日のウルトラウォーキングでも、トップスピードを出すのは控えてペース配分を考えながら進みました。

どこまで走ればいいかわからない、ゴールが見えないから、力をセーブして進みます。終わりが見えていないと、力を出し切れない。

仕事も同じで、「ずっと集中し続ける」というのは構造的に無理があります。
終わりがあるから、そこに向けて力を注げる。
そのことに集中のヒントがあると思いました。

集中には、終わり(区切り) が必要なのだと思います。

回復のルーティンを決める

これは「いつ回復させるか」の問題にもつながります。
毎晩きちんと眠れるとわかっているから、一日がんばれる。
もし「今日は眠れるかどうかわからない」と思っていたら、日中の活動にも力が入りません。

同じように、

  • 12時まで集中したら休む

  • このタスクが終わったら区切る

  • 20時以降は仕事しない

そうした「回復ポイント」が決まっていると、安心して力を使うことができます。
ゲームでいうと、ドラクエの「回復の宿」を計画して冒険するように。

集中と回復はセット

そういうわけで、無限に集中できるかというと、答えは「できない」。
無制限戦だと、脳は守りに入るようです。力をセーブする。もし短期的に集中して動けても、長期では必ず崩れます。

一方で、安定して成果を出している人ほど、

  • 朝ラン

  • 寝る時間を固定

  • 仕事の「やる/やらない」をはっきり分ける

など、「回復地点」をはっきりさせています。経営者にとって大事なのは「ハードに働く」ことよりも、意思決定の精度を落とさないことだから。

集中し続けることが強さではなく、回復までを含めてリズムを管理できることが強さになります。

力を発揮したいときは、どこで区切るかを決めてからはじめてみましょう。

 

【姉妹日記】
じいじの誕生日祝いへ。手土産を買うために商店街を練り歩きます。たくさん歩けるようになった次女と引率する長女を見るのが嬉しかった。

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