
「軽く」という言葉があります。
「軽くやる」と聞くと、どこかで、
サボること。
手を抜くこと。
雑にすること。
そんなイメージを持っていた気がします。
でも今は、少し違う見方をしています。
軽い人は、前に進むことを一番重視している、
本質を見ているのかもしれない。
すべてを同じ重さで考えると、ものすごく大変です。
だから、全部を同じ重さで考えない。
大事なところに力を使う。
それ以外は、少し手放す。
そういうイメージです。
進むために、あえて全部を整えきらないこと。
進むためのエネルギーを残すこと。
それが軽さなのかなと。
修士論文を書いていたときのことを思い出します。
誤字脱字もある。
注記も整っていない。
でも、とにかく書くのが早い方がいました。
当時の私は、
「え、それでいいの?」と思っていました。
でもその人は、
「修論として大事なのは、新規性でしょ」
という感じで、どんどん前に進んでいました。
たしかにそうなんです⋯!
もちろん誤字脱字や注記がどうでもいいわけではありません。
でも、そこに力を使いすぎて、
肝心の中身が進まないなら、本末転倒です。私もそっちでした。(現実逃避でもあり⋯。)
軽い人は、何でも適当にしているのではなく、
「今いちばん大事なものは何か」を見ている。
本質以外を、少し捨てられるのではないかなと。
仕事でも暮らしでも、
全部を理想通りにしようとすると、どんどん重くなります。
全方位に配慮する。
完璧に整える。
誰にも残念に思われないようにする。
それは一見よいことですが、
そのせいで次に進めなくなることもあります。
軽いというのは、サボることではなく、
正しいことを握りしめすぎないで、次に進める状態を残すこと。
それが軽さなのかなと考えるようになりました。
