東京から大阪の会計事務所へ。（東京.2011年）
異業種から会計事務所へ転職をしたことで感じた違和感。
Excelの活用が得意ではない
会計事務所に入社する前は、Excelを実務で使ってきました。
4半期決算を報告する必要のある企業の経理などでは、予算実績管理などで使用していました。
Excelで細かく数値を積み上げていったり、実績を入力したりします。
一つのセルに一つのデータを入力するのはExcelでのデータ活用では言うまでもないことですが、
会計事務所に入社して、これを意外とできていないことに驚きました。
やたらと、「セルの結合」もされています。データを活用しにくいやつです。
運用も、シートを増やす方法ではなく、同じようなExcelデータ自体を何個も作成したり。
Excelのデータの名称も、「新○○」、「○○new」、「新○○改訂版」などがあったりします。
このデータ名を見るたびに、イタリアのナポリにある、カステルヌオーヴォ（新城）を思い出します。新しい城という意味で新城と呼ばれていますが、1400年代の建設物とのこと。
それ以前からナポリに存在していたお城と区別するためにこの名前がつけられたそうです。
このことからも、「新」という名前を使うのは、長い目でみれば、あまりオススメできるものではなさそうです。700年も経つとネタにはなりますけれど。
話は逸れましたが、Excelの活用もそれほど積極的ではないのかなと
この業界に入って感じたことでした。
パワポを使う仕事が少ない
次に意外だったことが、PowerPoint（パワポ）を使わないということです。
これまで色んな会社で勤めてきましたが、
どの会社でもPowerPointはよく使われていました。
私自身は管理業務部門でのお仕事が多かったので、
業務改善、業務フロー図の作成などで活用していましたが、
全社的にも、説明、提案、報告資料などでよく目にしていました。
自社が作成するコンサルティング資料もPowerPointでしたし、
他者からの営業提案資料もPowerPointでした。
会計事務所に入社して思ったのが、PowerPointを活用する地盤はないのかなと。
PowerPointを使っている人を見たことがないほどです。
数値を会計ソフトやExcelで見せることが多いようです。
そういう環境だったため、私もあまり使うことがなくなっていきましたが、
単発のお仕事のとき、ご提案をする時など報告資料を作成する時などは使っています。
PowerPointをインストールしているPCが数台のみで、手に入れないといけませんでしたが！
これも驚きでした。
経理や管理会計の現場を想像できない
会計事務所に勤めている方が、現場の状況を想像できないというのは意外なことでした。
会社の経理の現場がどのようなものかは知っているだろうな、と何となく思っていましたが、
経理の現場を経験したことがないのでわからないのかもしれません。
私自身は、経理の現場での経験が仕事をする上で大いに役にたっています。
お客様の状況を想像できることはとてもプラスに感じています。
早めに資料をいただくにしても、よりよい経理状況の作成をサポートするためにも、
何ごともまず状況を知ることからだと思うのですが、
私自身が、経理業務のよりうまく回す効率化早期化に苦心してきたので、現場の気持ちがよくわかります。
担当先に、翌日1日には月次決算がしまっているお客様がいらっしゃるのですが、
それがいかにすごいことなのか、大変なのか（規模感あり）、一部はどうしても仮の数値で計上しないといけない理由などを、自分ごとのように想像できます。
会計事務所の職員の中には、経理業務経験者も稀ではありませんが、
出納業務や集計する経理業務だけではく、数値を会社経営に生かすための管理会計業務に
取り組んだ経験がある人は意外と少ないなというのが実感です。
数ある会社様の方でも、経営に生かすための経理を目指していらっしゃる方がすべてではなく、
むしろ少数派かもしれないなぁというのも、意外なことでした。
以上3点あげてみました。
他とは違う自分の経験が、お客様のお役にたつときがとても嬉しいです。
【日記】
今日はオフ。調整日休まりました。
オフは滅多にないので、本当に予定がないかカレンダーを二度見してしまいます。
まだ外はしっかり夏の天気なので家で過ごしました。
次女も体調全快前で、また疲れています。
長女とは違い外出しても涼しいところでじっとしているタイプなので。
家ではLaQと妖精ごっこを。水の神殿、炎、光のワードを楽しみながら。
ふと思い立って「神殿」って何？何があるところ？？と長女に聞くと、
「本とかご飯があるところ」と答えれくれました(笑)
次女は「ワンピィス～♪」という呪文を楽しんでいます。
