「経理」のお仕事も色々。どんな経験を積みたいのかによって選ぶ会社も変わる。

「経理」といっても会社によって経験できることは色々です。
就職の際は、どんな経験が積みたいかによって選ぶ会社が違ってきます。
「経理業務」の中身を確認しましょう。

私の経験の一部をご紹介します。

経費精算のお仕事

規模の大きい経理部門の場合、
売上管理と仕入支出管理、経費精算(人数が多い会社)に分かれていることがあります。
さらに細分化しているところもあるでしょう。

私自身、色んな管理業務を経験をしました。
大変だったなぁと思い出すのが、経費精算のお仕事です。特に、本社に常駐していない社員の経費精算。全国から領収書、レシートが集まってきます。月に2回経費精算があったり。

そして、申請内容とのチェック。領収書もれ、承認もれ、金額違い、内容不備、経費性の確認。
ほんとに時間がかかりました。50人〜100人規模です。
みなさん業務に忙しく、本社に出社もしないため連絡がつきません。
税理士事務所でいう、「お客さんと連絡がとれない」ような状況です。

どこまで待つか、認めるか、などのせめぎあいでした。(これも同じような…)
ここまで。と決めてしまえばよかったのかもしれませんが、そんな裁量もありませんでした。

外資系企業では、まだ効率化の工夫は考えられていて、
社員は、経費については全てクレジットカードで支払うように会社から指示されていました。
ただアメックスカードだったので、お取り扱いのないお店も多く、それほどうまくいきません。
クレジットカード払いで精算申請をしているのに、現金精算の方にも金額を入れていたり。

あと、日系企業よりざっくりしている方が多かったです。おおらかというのでしょうか。
細かいところは気にしない〜、とにかく終わらせたよ♪というノリも(あったようななかったような)。

大きなお仕事をする方が多かったので、限られた労力の使い方としては正解かもしれません。
一方で、経理部門としては、大雑把に経費処理を進めることができないので…。
しわよせがあったといえます。時期がくれば来る日も来る日も領収書のチェック。

経費精算だけをやっていた訳ではありませんが、仕事の内のたくさんの時間を費やしていました。
そのまま続けていれば、どんなその後のキャリアは、どうなっていたでしょうか。
経費精算の達人になっていたかもしれません…。

今は、経費精算システムはもっとよいものがたくさんあるのかもしれませんね。
システム導入のお仕事などできたなら楽しかったかもしれません。

上場会社特有のお仕事

連結財務諸表の作成、有価証券報告書や決算短信の作成などは、
上場企業特有のお仕事といえます。

IR資料として、会社によっては4半期ごとに決算を確定し、外部に公表しなければなりません。
言葉でいうほど4半期ごとに決算を確定させる仕事は簡単ではありません。

上場企業ということで、それなりに規模感がある会社が多いと思います。
年に一度の決算でも、たとえば税務申告まで2ヶ月かかることは日常的。
それが、年に一度ではなく、3ヶ月に一度、決算を迎えます。

自社だけの経理でも大変ですが、
し自社だけに収まらず、連結子会社各社の決算もいただかないといけないのです。
子会社の経理は、昔から子会社だったところもありますが、つい最近子会社となった会社もあったりして、4半期決算の体制が整っていないところも。

本社経理部門から、子会社経理の方に、色々とお伝えしたり、無理を承知でお願いしなくてはいけません。その数値をいただけないと、連結財務諸表が完成しないのです。
子会社の方々に早々に財務諸表を送っていただくことをお願いしているものですから、
いただいた後に、修正箇所がでてくることもよくあることで、何度も修正したり。

常に繁忙期でした。若かったので経験の一つになりましたが、
上場会社経理は厳しいなと思ったものです。

外部公表資料の作成は、日常業務に上乗せされるお仕事だったからです。
日常の経理財務業務。それにプラスされるお仕事ですから、
繁忙期な上にのってくる繁忙期になっていました。

知人友人のお話、求人各社をみても、そのような経理のお仕事は多かったです。
もっとスムーズでルーティン化している会社の経理のお仕事も見てみたかったです。
(存在するのでしょうか。)

 

経理労務総務など管理部門全般のお仕事

中小同族会社や、大きな会社でも会社創業期・支店立ち上げ期などは、
経理労務総務をまるっと引き受けることがあります。
それよりは人数がいて、経理労務だけだったりも。

多くが経理にとどまらず、なんでもやさんです。秘書のようでもあり。
会社に必要なバックオフィス業務について知ることができるという意味では、大企業より
面白みを感じることができます。

・会計入力
・請求管理
・支払管理
・資金繰り
・税理士対応
・労務管理
・給与計算
・採用関係
・契約関係
・雑務

会社ごとに違いますが、このようなお仕事を広く経験することもできます。

ひとことで「経理」といえませんね。
どんな「経理」経験を積みたいかは、しっかり考えましょう。
その先の自分の望むキャリアとつなげて、今はどんなお仕事で経験を積むべきか、と考え、決めるのがおすすめです。

 

【日記】
ハッピーハロウィン!10月31日ですね。申告書1件提出。
すみっコぐらしカフェ@丸福珈琲店へ。
足の付け根に痛みあり。初心者は毎日走らない方がよく、休ませたほうが怪我のリスクが減るということで、ランニングはやめて宅トレ。スクワットなどみっちり。ゆるランよりきつめ。

長女遠足に行けてよかったです。帰宅後も友達と遊ぶ〜♪と楽しそうに飛び出していきました。
次女は「はやおむかえしてね!」と要望あり。帰宅後はリュックに色々詰めて「ピクニック行こう〜」と誘ってきます。目的地は寝室ですが。寝るときには小声で「また明日ね」と、寝室にあるリュックをリビングに片付けていました。

【次女睡眠日誌】
久しぶりに泣く泣く泣く。12時台2時台5時台。こんなときは体調要注意です。

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