自分で調べたことも、相談の大事な材料になる

自分で調べたことを専門家に伝えるべきか?

相談するとき、「自分で調べたことを専門家に言うべきかどうか」、迷われる方は多いと思います。私自身も相談する立場で同じように考えることもあります。

相談を受ける立場としては、むしろ話していただいたほうがいいと考えています。

ご自身で調べて、そこで引っかかったこと。本当に確かめたいと思ったところ。
そこが一番相談したいポイントであることが多いからです。

調べた情報は共有してみる

専門家としても、いただいた情報があるとこちらの説明がしやすくなります。

・どこまで理解されているのか

・どこで悩まれたのか

・何が不安なのか

こうした「思考の軌跡」が見えることで、無駄を省けますし、必要な部分だけに絞って説明できます。

回り道せずに、相談者の方にとって本当に大事なポイントに到達しやすくなるんですね。

相談の質が上がるというメリット

さらに、事前に調べてくださっていると、その基礎の上に話を重ねることができます。

経理がきちんと終わっていれば、次の検討事項に進めるのと同じように、
基本の理解が整っていると、より応用的な話や、周辺の大事な論点にも踏み込めます。

つまり、
時間が短縮できて、相談の深さも増します。
これは相談される側としても、とてもありがたいことです。

たくさんの情報に誰でもアクセスできる時代ですが、
その分不確かな情報をつかんでしまうこともあります。

相談者の方がどういう情報を手にされたのかも気になるところですから、
ご自身で調べたことがあるなら、ぜひそのまま話してください。そこから対話が広がっていくことも多いのです。

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