
選ぶことに時間がかかる。
決めきれない。
どう考えて決めればいいのか。
子どもの買い物を見ていると、妙にヒントが詰まっていたりします。
今日は、次女の誕生日プレゼント選びを通じて「決断」について書いてみます。
ずっと心に残っているものは、大事にしていい
次女は今日ほしいものがありました。
シルバニアのお風呂とトイレ。
前からずっと言っていたので、「今日はそれを買いに行く」と私も安心していたのですが、
道中で、次女がこそっと言いました。
「ダメかもしれないけど、もしだめだと言われたら悲しいけど、メルちゃんでもいい?」。
…ああ、やっぱり心のどこかでずっと欲しかったんだな、と。
昨年やんわり断った記憶もあるので、気をつかって言ってるのでしょうね。
「いいよ」と答えました。
ずっと胸の中に残る「ほしい」気持ち。
それは買ってあげてもいい、手に入れていいサインなのだと思いました。
ものは実物を見て惹かれることがある
おもちゃ屋さんに着くと、次女は案の定あちこちに目移り。
レゴコーナーにも誘ってみたところ、ひとつ気に入ったレゴセットを見つけて、
それを抱えて歩き始めました。
人気商品のようで、やっと見つけた在庫を持って嬉しそう。
「メルちゃんもシルバニアもあるけどいいの?」と聞いても、気持ちは揺らがない様子。
やっぱり実物を見ると、心が動くんですね。
ネットで悩むより、現物を見たほうが早いとあらためて感じました。
いまの自分を満足させる
レゴを抱えて歩く次女を見る長女は、
「私が作らんなあかんやんな〜」と苦笑しつつも嬉しそう。
そのままメルちゃんコーナーを横切るも、次女の気持ちは揺らぎませんでした。
ちょっとほっとしました。
早く決まったので、シルバニアコーナーに寄ることに。
そこでも展示がたっぷりで、次女は興味津々。
当初目当てだったお風呂とトイレもありました。しかしレゴが気に入ったからかそれほど興味がなさそうです。一通りディスプレイを眺めて、あれ持ってる!などと楽しんでいました。
すると急に、
「やっぱりこれにする!」と家具セットを指さしました。
「これ(レゴ)戻すの手伝って」と。本気です。
結局、今日選んだのはシルバニアの家具セットでした。
それ以降は揺らぐことなく、満足げに抱えて帰りました。
「いまの自分の気持ち」を一番大事にする決め方は強いですね。
まとめ:子どもの決断は、シンプルで強い
今日の買い物から、決断のコツは意外とシンプルだとわかりました。
・ずっとほしい気持ちは否定しない(本物の願望)
・実物を見て心が動くことがある(情報は体験で上書きされる)
・「いまの自分を満たす」選び方が一番後悔しない
これだけで、決断は早くなるし、後悔しにくくなる。
大人になるほど選択基準が複雑になっていきますが、
こういう「子どもの決め方」は案外、本質をついている気がします。
【姉妹日記】
シルバニアを選んで大満足。夢中で遊んでいます。(23時)
