大盛況の万博でまさかの貸し切り状態。
情報が溢れる時代、万博から考えたこと
万博のニュースを見ていると、次々と新しい情報が流れてきます。既に8月の情報でさえ今は通用しないそうです。5月に正しかった情報も、9月現在では「誤った」情報になっていることも多く、はなから間違った情報も溢れています。
内容の正否は別としても、SNSやニュースサイトを通じて誰でも膨大な情報に触れることができます。期間限定の万博は情報社会の縮図のようです。とても便利な時代になった一方で、どの情報を選び、どう活かすかという判断は以前にも増して難しくなりました。
さらに言えば、情報を読んだり聞いたりするだけでは、自分の中に本当に落とし込めているとは限りません。むしろさんざん調べたのに「知っているつもり」で終わってしまうことも少なくないように思います。
知識は経験して初めて整う
情報は「知っている」段階にとどまりがちですが、実際に体験すると「なるほど、こういうことだったのか」と一気に腑に落ちる瞬間があります。
例えば旅行に行って現地の文化に触れたとき、「ああ、こういう意味だったのか」と感じたことがある方も多いでしょう。事前に調べていたことが自分のものになる瞬間です。
子どもとの生活も同じように、「本やネット記事で知ったアドバイス」も「そういうことだったのか」、「話半分に聞いていればよかったな」、「私には当てはまらなかったな」というのは、経験してはじめて「なるほど」と納得できることが多いものです。
頭で理解していても、実際に自分で経験するとまったく違う重みを持って理解できる。情報を取捨選択することは大事ですが、やはり経験そのものが知識を確かなものに変えてくれるのだと思います。
専門知識も子育ても、経験してわかること
これは税務の世界でも感じます。制度やルールを知識として理解していても、実際に処理をしてみたり、お客様と一緒に考えたりすることで「こういう意味だったのか」、「法律で明示しきれずに実務上はこう手当されているんだ」と深く理解できます。文字で覚えた知識が、経験を通じて「こういう時にこう活かせばいいのか」と実感に変わっていきます。
子育ても似ています。本やネットにアドバイスはたくさんありますが、実際に日々接してみると、情報だけでは分からなかった「その子なりの答え」や「我が家の落としどころ」が見えてきます。
情報はたくさんあっても、日々の経験を通じてこそ「自分に合った答え」が見えてくる。だからこそ、情報を集めるだけで終わらせず、自分で経験する一歩を踏み出すことが力になるのだと思います。
万博をきっかけに、情報と経験のバランスについて改めて考えさせられました。
情報に振り回されず、経験から学ぶ一歩を重ねたいですね。
【姉妹日記】
次女耳痛で通院。台風のせいかも。気圧が下がっていて少し秋を感じます。
長女の学校ではまだ水泳授業が続きます。クロールに苦戦中。