大学院と妊娠・出産の両立記録。主食はポカリとマクド。

修了式の帰り。

今日、先輩との昔話をしていて「大変ななかよくがんばったよね」と言われた。その言葉に「私、そんなにがんばっていたんだろうか?」と思った。
でも振り返ると、つわりの合間に飲んでいたポカリや、帰り道のマクドのポテトの味まで鮮明に思い出せる。どうやら私は、ぎりぎりの中で確かに生き延びていたらしい。

ここからは、私が社会人として働きながら大学院に通い、妊娠・出産を経験したときのことを振り返ります。

特別なことを成し遂げたわけではないけれど、「ぐちゃぐちゃでも何とかなる」という日々の記録です。
同じように、何かを両立しながら毎日を過ごしている誰かの、小さな励ましになればうれしいです。

大学院生活のスタートと同期との時間

大学院時代、無事に修了できるのかどうかということについてはかなり気を揉んでいた。3歳の長女がいて、夜が遅い夫との生活で夜間大学院は考えられなかったから、日中の大学院に決めた。

仕事と大学院の両立生活が始まった。

復職後の仕事と育児の両立がうまくいかず体調をくずしていた時期があったから、さらに大学院に通うことでフル稼働になることについては懸念があった。

それで本来2年の履修期間を3年で履修することを決めていた。けれど、いざ入学したら同期のみんなと一緒に修了したいと思うようになり、そうしなければ終わらせられないような気もして、2年でやりきることを決めた。

そう思えるようなくらい、同期との関わりは楽しく大学院生活は充実していたから、むしろ刺激をもらえる時間だった。レポートや課題の負担は別として。けどそれさえも学べる喜びがあった。

妊娠・つわりと大学院ライフ

その後すぐに妊娠して、仕事・家庭・大学院の生活を送ることになった。予定通り修了するのはかなり難しいだろうと思い、同じような例がないかたくさん調べたけどほとんどなかった。2、3見つかったのが、研究だけに取り組んでいる女性や、社会人経験なく大学から大学院進学中に結婚した方のお話しか見つからなかった。

そこで私の生活が書き残せたら面白いだろうな〜と思ったけど、そんな余裕なかったのだと思う。
今でもリアルに思い出せる妊婦大学院ライフといえば、つわりの時の記憶は濃く残っている。

講義中に気持ち悪くて退席しようと思ったことは度々あった。座りっぱなしもしんどかった。

支えになった食べ物と小さな救い

そこでの救いはポカリスエットと、普段は一切飲まない炭酸で、いつもオランジーナを飲んでいた。
同期の仲間に、いつもめっちゃポカリ飲んでますよね、と言われたこともある。

講義の合間の昼食も大事で、食べなければ気持ち悪い、食べても気持ち悪いで。
そんななか、コンビニの親子丼がはまって助かった。なぜかヘビーなカツサンドもすっと入ったし、スタバのバケットサンドも受け付けたから助かった。どれもゆっくり様子見ながらちびちび食べた。

劣等感と、それでも前に進んだ日々

暑さと眠気にも悩まされた。妊婦はとにかく体温が高い。そして眠い。

どうふんばっていたかは覚えていないけど、講義スケジュールを無理なく入れるようにはしていたつもりだから、何とか持ちこたえていたはず。

体調のせいもあり身なりに気を配れず髪ボサボサでたぶん顔色も悪くしんどそうだったこと。キラキラした同期に比べてなんだか…。でもそんなことはどうでもよかったのかもしれない。

けれど体調が落ち着くまでは公言しなかったので、しんどそうな人と思われるのは少し残念だった。

大学院で過ごしたあとは、帰宅するまでの移動がまた辛かった。き、も、ち、わ、る、い…。
自宅の最寄駅のマクドナルドでポテトを食べることが待ち遠しかった。つわり中でもポテトは大丈夫な人、けっこういますよね。

まとめ

リアルな記憶として残っていたものを記録しておきます。

自分では特別なことをしたり、がんばったということはないけど、ぐちゃぐちゃになりながらも何とかなったというのは誰かの参考になるかなと書いてみました。

あのときの私がそうだったように、「しんどいな」「無理かも」と思いながらも日々を過ごしている人は、きっとたくさんいると思います。完璧じゃなくても、歩みは前に進んでいることをお伝えしたいです。

 

【姉妹日記】
今日は次女出産前後の長女の様子や次女の幼かった頃のムービーを3人で見て大爆笑。今になればどれも笑い話。そして5年後のためにまたひとつ動画を仕込みました。

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