視覚化の威力を次女に学びました。
ビジュアライズとの出会い
ビジュアライズ(visualize)とは、思い描く、思い浮かべるなどを意味する言葉です。
視覚化とも呼ばれ、具体的なイメージや情報を視覚的に表現することを指します。
私が初めてビジュアライズに触れたのは、20代の頃勤めていた上場企業でした。その会社では、全社員が自分の夢や希望をビジュアライズすることが求められており、時にはそれを発表することもありました。見開き3ページ分のビジュアライズページを作成し、写真や具体的な言葉で表現します。
マイホームを希望する人は具体的な間取りや場所、時期などを、クルマが欲しい人はその写真を、犬を飼いたい人は犬の写真を貼るなど、それぞれが自分の夢を視覚化しました。私自身は、将来的にパン屋さんになりたいという夢をビジュアライズしました。当時好きだったパン屋さんの写真をページに貼り、大好きなパンに囲まれる仕事を想像しました。
私は、ひとつだけ鮮明に覚えています。将来的にはパン屋さん!ということで、当時好きだったパン屋さんの写真をページに貼ってビジュアライズしました。当時は管理部門で4半期決算に追われる生活を送っていましたが、全然違う世界である大好きなパンに囲まれる仕事を想像していました。実際には飲食店での独立も支援していた会社だったのもあり、遠い世界ではなかったのですが。
夢の変遷と本気のビジュアライズ
結果として、私はパン屋さんにはなりませんでした。
(パンが大好きで、パン屋さんを見ると嬉しくなるのは今でも変わらずにいます。)
今になって思えば、ビジュアライズを作成したものの、それほど心底望んでいたわけではなかったのかもしれません。ビジュアライズの効果は、本気のものに限られるのかもしれません。
しかし、時は流れて2024年。本気かどうかに関わらず、ビジュアライズの効果を実感する出来事がありました。
次女の夢と可視化の力
次女が「メルちゃん(おままごと用のお人形のおもちゃ)」を欲しがりました。
私はほんとうにおもちゃを増やしたくなかったのですが、あまりにも欲しそうにしているので、仕方なくパパやサンタさんに頼むよう提案しました。
すると次女は、私に紙を持ってきて「メルちゃんセット」と書いてほしいと言います。そして、その紙を食卓の椅子に貼り付けたのです。「ここだったらサンタさんでも良く見えるから」という理由でした。一番目につく椅子の背もたれにです。
その結果、私は毎日「メルちゃんセット」を目にするようになり、気になって仕方がなくなりました。結局、ショッピングカートに入れるまでそれほど時間はかかりませんでした。誕生日だからいいよね…と自分を納得させて。
シンプルな出来事でしたが、可視化の効果を改めて実感しました。夢や目標を常に意識し続けることは難しいですが、視覚化することで何度も思い出すことができます。
ビジュアライズは、夢の実現に向けた強力なツールなのですね。是非「ひとこと」貼ることからお試しください。
【日記】
いい天気。少しでも外の空気を吸いたい私。長女はまだ万全の体調ではないので、朝一番、次女を誘いました。「お出かけしよう!」と。次女が乗り気でないので、「どういうお出かけが好きなの?動物園?水族館?公園?遊園地?」と遊園地も入れて誘ってみましたが、返事は「るすばんが好き」。「・・・。」
遊園地に行くと言わないとわかっていましたが、ここまでお家好きが徹底しているとは思いませんでした。「なんでお家すきなの?」と聞くと、「すわってられるから」と。まいりました〜。
長女は来週の遠足に行けるくらい体調が回復したらよいのですが。
【something new】
Synology Photos
原稿提出