保育園までのエレベーター乗車数は6回。
産休からの復帰は突然に
産休からの復職は、期せずして訪れました。
本当はもっと体調が落ち着いてから戻りたかったけれど、欠員が出たタイミングで「復職しないか」と声がかかりました。
長女を認可保育園に入れるためにも復職は必要だったので、その流れを受け入れることにしました。
何とか通わせることになった認可外保育園の保育料はお給料よりも高いほど。電車に乗り駅からも徒歩10分。しかも入所直後は「保育園の洗礼」で体調不良が続き、半分は休んでいたように思います。
時短勤務のもどかしさ
復職は「時短勤務」という形でした。
フルタイム復帰は無理だと分かっていたものの、「時短なら8割くらいはできるだろう」と思っていました。けれど現実は全然違いました。
連続で眠れない生活で体調はボロボロ。復職初日のことは今でも覚えています。Excelの画面を見ただけで目がしょぼしょぼし、体がだるくて仕方なかった。ほとんど眠れていなかったのです。
しかも「みんなやっているから私もできるはず」と思っていましたが、今振り返ると「みんな」なんて存在しないおばけのような幻想です。子どもの寝つき、夫の協力、家族の支援――それぞれの状況で全然違うのに、当時は「幻想」と比べてばかりでした。
結局、時短勤務でも残業しなければ仕事が回らない。フルタイムと同じ時間になることも日常でした。ただし、フルタイムならもっと遅くまで残業が必要なので「無理」。
その板挟みの中で、仕事も十分にできない、心身もしんどい、金銭面もしんどい――復職しない方がよかったのでは、と数年後に思うほどでした(当時は判断力がにぶっていたはずです。)
サテライト勤務という環境
私の復職先は「サテライト拠点」でした。所属はわずか2人。
本社までの距離は20分程度でしたが、私にとってはアクセスが良く、移動負担が減ったのは助かりました。また、産休から復帰した人がいなかったこともあり、多くの人に気を使わなくていい環境はありがたかったです。
ただ、その反面で「情報不足」を痛感しました。
大人数が在籍する本社はしんどいことも多かったけれど、交流も多く、情報も入ってきます。
サテライトは閉鎖的になりがちで、狭い世界に閉じこもるリスクがありました。客観的に自分の状況を見られなくなる危うさもありました。
まとめ
私の場合、サテライトと時短勤務があったからこそ何とか仕事を続けられました。
けれど、根本的な両立の難しさは解決しない。
それをはっきり感じたのが、この時期でした。
【姉妹日記】
長女は運動会のダンスを披露。次女はエビカニクスを隣で。元気いっぱい。。