弥生会計の種類と、それぞれのデータのやりとりについて。
会計事務所ではインストール版(デスクトップアプリ)の弥生会計を使うことが多いと思いますが
整理しておきます。
弥生会計の種類
インストール版
■法人・個人事業主 共通
弥生会計(会計事務所用「弥生会計AE」含む)
クラウド版
■個人事業主向け
やよいの青色申告オンライン
やよいの白色申告オンライン
■法人向け
弥生会計オンライン(新規受付終了)
弥生会計NEXT(新しい製品)
データの互換性
まず、法人用の弥生会計オンラインは、弥生会計AE(会計事務所用)で直接確認し、編集することができます。
しかし、個人事業主用ではできません。
そのため、データをクラウドソフト上で直接確認するか、弥生会計AEに仕訳データをインポートする方法で確認できます。
弥生インポート形式であれば、それぞれのソフト間でデータ互換性があります。
つまり、上記のどの弥生会計ソフトのものでも、弥生インポート形式でエクスポートできるし、
インポートもできる。
(理論的には)
また、期首残高もエクスポート、インポートできます。
弥生データ相互間で不具合が発生する例
しかし、実際には不具合が発生することもあります。
まず、新規科目追加、変更、割当などは手作業になるのでちょっとしたミスが発生する可能性があります。
それ以外にもインポートできない例として下記のようなものがあります。
弥生会計(インストール版)→ やよいの青色申告オンライン/白色申告オンライン
・固定資産のインポートはできない
・期首残高で反映できない科目が存在する
個人事業主向けの弥生会計ソフトは、
会計初心者にもわかりやすいように機能が制限されているからそうなっていると聞いたことがあります。
やよいの青色申告オンラインでは、減価償却費など入力できないこともあり、会計事務所側としては使い勝手が悩ましい部分も多いです。