【初心者向け】ウルトラウォーキング42kmの振り返り

先日、ウルトラウォーキング42kmに参加しました。制限時間にも余裕があり、正直、ただ歩くだけだと思っていましたが、体力・補給・作戦などの全部に影響が出る「長距離戦」でした。

これから挑戦する人の役に立てるように、当日の流れと、実際に困ったこと、そして「次にやるならこうする」という反省点とアドバイスをまとめてみました。

当日の流れ

スタート前

天気を心配していましたが、気温も適度で雨予報もなくなりました。荷物も減り、完歩への期待が増えます。
出発直前に眩しいほどの晴天に。

スタート地点までの電車も人でいっぱいで、多くの参加者がいるのがわかりました。
受付会場はちょっとしたお祭りの雰囲気。過酷なレースに緊張感あると思いきや、やや拍子抜け。

早めに到着し、写真を撮ったり余裕がありました。緊張もなく。
第1エイドでご当地食を食べるのを楽しみにしていました。

前半

スタートから前半は余裕がありました。ゆっくりペースでも間に合う計算で、第1エイドの13km地点までは疲れずに進む作戦。

練習では、そこそこ集中して進んで11分/km台で、話しながらでも13分/km台。
でも今回は余裕があり、14分/km台で歩いても間に合う計算でした。

実際に歩いてみると、景色を眺めながら進んでも13分/km台。気温も穏やかで気持ち良い。
細い道でやや渋滞することを除いては問題なく。補給もスポーツドリンクとinゼリーで足りました。

第1エイド13kmまで

開始2時間30分ほどで第1エイド到着。
ここで想定外の「待ち」が発生します。エイドメニューの提供のために、長蛇の列!全然進みません。
タイムや完歩のことだけを考えたらスルーすべきでしたが、今回の楽しみの一つにしていたのです。
他の方も同じように考えていたのでしょう。みなさん並んでいました。

コロッケとカレーはとっても美味しくて満足!そこで観光地気分になってしまったのか、参拝までしてしまいました。

「レースを優先するかこの場を楽しむか。」まさかこのような選択を迫られるとは。ここはひとつのターニングポイントでしたね。

半分地点(21km)まで

計画は遅れてしまいましたが、まだいける。ちょっとしんどさもでてくる頃。
序盤は1km毎のお知らせが早く感じましたが、この頃から遅く感じ始めます。
次のエイドは32km地点なので、それよりも細かく目標設定をしました。

次のコンビニまで、
20km地点、
半分の21km地点、
27kmのコンビニ、
30km地点、
第2エイド32km地点までと。

晴天でまぶしく、サングラスがあってほんとうに良かったです。
それが20km地点までのこと。
その後にすごい雨が降って来るとは⋯。15時頃のことです。

雨具置いてきてしまった⋯と。進むには絶望的な雨。幸い軒下があり他の参加者の方々と雨宿り。
後から聞くと、ずぶ濡れになった方も多数。

気温がぐっと下がった気がします。先程まではおひさまと一緒にやる気に満ちていたのに、雨だとやや気分が下がるのかもしれないと感じました。

しばらくして雨がやんだことで、雨具がなくても何とかなったことにほっとしました。

第2エイド32キロ地点まで

雨が降ったことで、だらっとした気持ちは一旦リセット。そこそこ足止めを食らったのもあって。
体力的には補給の心配が出てきた頃です。しっかり食べたらしんどくなるし、食べないと進めないし。

補給はコンビニで考えていましたが、売り切れも多かったですね。途中の自動販売機も売り切れが多くて想定外でした。やっぱり補給食は持参したほうがいいかもしれません。レジ並びもありました。

このあたりで、残り時間が少ない現実に焦りがでてきます。
たくさんロスしたから⋯。けれど、雨も降り気温も下がってきてスピードアップはちょっと難しい。
座って休みたいなぁと思い始めた頃です。

後半

日が暮れて寒くなりヘッドライト装着して歩くことに。日暮れ前とは全然違うコースに感じました。周辺が見えない。
リタイアの判断は寒さですね。これまで正解だと思っていた装備が全然足りないことに気づきます。
朝晩の気温差なのか、エネルギー切れなのか。おそらく両方だと思いますが、時間内に完歩できてもゴール地点から帰りまで2時間かかることを考えると⋯明日も長女の発表会だと考えると⋯ちょっと厳しくなりそうだなと。

番外編

途中で元気がでたことは、沿道の応援、おもしろ看板、虹。
虹はなかなか見ることのできない大きい半円です。三色かまぼこみたいな。

困ったことと対処

前半で脚の小指が痛くなった

前回爪がはがれてしまった小指が、序盤から痛くなりました。水ぶくれの心配も。
→早い段階で絆創膏を貼ったのがよかった。その後は順調。

まとまった雨が降ってきました。
→雨宿りで対応。雨雲レーダー確認し雨足が弱まった時点で出発。

ゴアテックスの雨具など、風雨よけのレインウェアの準備があればよかった。
雨に濡れるのと、冷えとが一度にやってきたのが、終盤のしんどさにつながりました。

この日は風が強めで、湖畔の風をもろに受ける区間があり私は体力奪われました。
→フードとマスクで対応しましたが、ネックゲイターなどがあったほうが安定して進めそうです。

補給

足りなかったと思います。食べることにより疲れるのでやや控えめに摂取していたのでエネルギー切れに。
途中までは気づきませんでしたが、後半に気温低下と疲れとエネルギー切れが一度にやってきました。

そこで、あ、補給が足りなかったんだなと。
気付いたときには遅いので、もう少ししっかり補給して進むべきでしたね。胃トレ(うまく補給するトレーニング)が必要。

待ち時間

対処しきれなかったことですが、今回はやたらと「待ち」が多かったです。
受付待ちは仕方ないとしても、至るところで列に並び時間をロスしました。
トイレ待ち、エイド食待ち、雨宿り、レジ待ちなど。

上手く混雑回避することがスムーズに進むために必要だと知りました。

反省点とアドバイス

もしもう一度やるなら、、

  • 時間配分はもう少しシビアにします。休憩時間でのロスを大幅に見積もります。

  • それに合わせて、もう少し歩くことに集中。楽しみながら歩きすぎた笑。ペースをあげる区間も決めておく。
  • 補給は後半に期待しない。疲れてくると補給もしんどくなるので、できるだけ蓄える。
    大会前や朝食、前半に、無理ない程度に補給しておきます。

  • 持ち物、服装は歩き始めるとあまり気にならないもの。必要になりそうなものは持って行く。
    軽装も大事だけど、必要な装備を揃えるほうがいい。(例:雨具、防風レインウェアなど)

 

長距離ウォークは気合や根性だけではなく、準備・補給・ペース配分が大事
これから挑戦する方が、少しでも楽に、気持ちよく完歩できるように。今回の経験がそのヒントになれば嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました