【M&A】試算表に載っていない負債もある

会社の数字を見るとき、まず目に入るのは試算表や決算書です。

売上がいくらあるのか。
利益は出ているのか。
借入金はどれくらいあるのか。

そういった数字は、会社の状態を見るうえで大事なものです。

ただ、試算表に載っているものだけで、会社のすべてが見えるわけではありません。
たとえば、未払残業代。
毎月の給与は払っている。
社会保険料も払っている。
年末調整もしている。
それでも、勤務実態まで見ていくと、本来支払うべき残業代が残っていることがあります。

会社の中では、
「昔からこうしている」
「みんなわかってくれている」
「管理職だから」
という感覚で、あまり問題として見えていないこともあります。

でも、外から会社を見る場面では、それが急に問題になることがあります。
特にM&Aや事業承継の場面です。
買う側からすれば、あとから未払残業代が出てくると、その分の負担を考えなければいけません。
売る側からしても、途中でそうした話が出てくると、会社の価値や交渉に影響することがあります。
帳簿に載っていないから、ない。というわけではありません。

まだ数字になっていないだけで、会社の中に残っているリスクもあります。
未払残業代は、そのひとつです。

就業規則や勤務実態、労働時間の管理など、社会保険労務士の先生と一緒に確認する部分です。

ただ、会社の数字を見るときには、
試算表に載っているもの。
試算表には載っていないけれど、会社に影響するもの。
その両方を見ておきたいところです。

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