【準備】セミナーやコンサルを受ける前に考えておきたいこと

会議室。

セミナーやコンサルなどの活用について。

結局は自分次第

セミナーに参加したりコンサルを受けたりする中でつくづく思うのが、
結局は「自分次第」ということです。
というのも、行動するのは自分自身だからです。

もちろん、物事をどのように進めるのか、どの方向に進めばよさそうかといった具体的なケースを知ることもできますし、知見を得ることはできます。

ただ、それが自分に当てはまるかどうかは別の話です。だから私は、できるだけ自分と近い立場・属性の方から学ぶようにしています。

同じセミナーを受けても、同じコンサルを受けても、得るものは人それぞれです。今の立ち位置、関心の深さ、行動の準備度合いが違えば、聞いた内容の吸収度も異なります。

これは受ける側としても感じていましたが、いまは提供する立場としても日々考えています。

同じ相談時間でも

たとえば税務相談。限られた時間の中で、どこまでお伝えするかはとても悩みます。
「全て教えてもらえたら嬉しい」と思うのは当然のことですが、すべてを一度のお話することが、その方のためになるとは限りません。
というのも、情報を受け止める側の準備が整っていないと、混乱を招いたり負担になることがあるからです。

新人の部下や子供にお話するときのことを想像してみていただければわかりやすいと思うのですが、目の前のやり方に困っているのに、いきなりイレギュラーなことや、裏技みたいなものをお話すると、きっと混乱してしまいますよね。

それでも、「いまはまだ必要ないかもしれませんが」「聞き流しても構いません」「余談ですが」と前置きしつつお話することもあります。私自身もそうで、けどたくさん学びたい気持ちにお応えしたいということと、後日ふと思い出し、「あのときの話ってこういうことだったのか」とつながることがあるからです。

とはいえ、どこまでお話するかは、その方の様子や反応を見ながら判断しています。状況を正確に判断することはできませんが、できるだけ寄り添いたいという思いで向き合っています。

情報を活かすには、受け取る余白と準備が大切

何かを学びたいと思ったとき、自分自身の準備が大切になります。

同じ話を聞いても、疑問や課題が整理できている状態で聞くのと、なんとなく参加して「何がわからないのかもわからない」状態で聞くのとでは、得られるものがまったく違ってきます。

さらに、その学びをどう行動につなげるかによっても成果は大きく変わってきます。

私自身も、何かひとつのことでいっぱいいっぱいになっているときには、それ以外の話を受け入れる余裕がありませんでした。
新しい情報が負担になることもあるのです。だからこそ、あえて伝えないこともあります。

たとえば、贈与に関する課題で頭がいっぱいの方に、将来の2次相続の話をしても届かないことがあります。
もどかしい気持ちもありますが、無理に押し込まず、いま解決されたい課題に集中すること必要なこともありますし、いま受け取れる範囲を大切にすることの方が、長い目で見れば役に立つと感じています。

 

【日記】
5時はもう明るいですね。日中は雨で肌寒く。
月次、発信系整備など。

【姉妹日記】
スローモーション撮影。娘たちは髪がなびく様子と低い声をおもしろがっています。
ふと気づきましたが次女の牛乳の量が減ってきました。成長に伴い減るのは不思議です。

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