自宅住所を開示しない安心感
税理士事務所開業にあたり、シェアオフィスを契約しました。
会議室やドリンクサーバー、複合機もありますので、来客対応ができる空間になっています。
ビジネス街にあり駅からも3分ほど。飲食店も多く、活気があります。
しかし、利用頻度は多くありません。
普段のお仕事は、自宅の一室をメインオフィスにしています。自宅の場所は大阪市内にありますが、兵庫、京都、奈良、和歌山、いずれへのアクセスもよく、お仕事する拠点として不便はありません。閉め切れるお部屋一室をまるまるオフィスにしましたので、広さも十分です。
ですが、自宅住所を税理士事務所として登録することに抵抗があるため、オフィスを契約しました。コストはかかりますが、自宅住所を公開しない安心感があります。
そして、当初はそれだけと考えていましたが、それ以外のメリットもありました。
「事務所」所在地を通じた出会い
この1年で、「事務所」の場所を通じた出会いがあったのは想定外のいい出来事でした。
ひとつは、士業の仲間やひとり経営者の方々。最近は、シェアオフィスを拠点とする方も多いので、ビジネス街本町には、たくさんのシェアオフィスがあります。そこで、お近くの士業の先生や経営者の方とお近づきになりました。もちろん、そこに事務所があるだけで出会える方々ではありませんでしたが、ひとつのきっかけにはなりました。
そして、税理士会の支部です。税理士会の支部は、事務所拠点によって所属する支部が決められます。税理士事務所の住所で、加入する支部が決まるということです。
私は、事務所を借りることによって、全国でも2番目に人数が多い東支部に所属することになりました。ここでは大所帯ですから支部活動では埋もれてしまうのだろうなと考えていたのですが、そうではありませんでした。人が多いからこそ、さらに分岐された団体もあり、新入会員に対する活動も組織的に行われていました。活動に疎遠の方もいらっしゃれば、熱心に活動したい場合には受け入れてくださる環境もある。そんな自由度があります。支部の人数が多くないと、支部内で近すぎる関係になり活動に駆り出されて大変だという話しもお聞きします。私には自由度があるような活動が心地よく、ありがたいです。そればかりか、ここでも良い出会いがありました。
利用頻度は少なくても「拠点」になる
そういう経験を経て、いま私のデスクワークの拠点は自宅ですが、事務所の拠点は借りているオフィスです。
お客様をはじめ、どのような方にお会いしても、「事務所」が話題にあがることがあります。
そして、「お近くですね」、「本町なんですね」、「そこならお伺いできます」というお話になります。そういうお話があると嬉しくなります。
私は本町という街にゆかりがありますので、自分の居場所として違和感もありません。自宅からも歩いて行き来しているくらい近いです。
シェアオフィスの利用頻度や滞在時間は長くなくても、自分の仕事の拠点にはなるんだなと、この一年を通じて感じました。「事務所」住所の威力。その場を通じたきっかけ。
そういうものが「事務所」にはあるのでしょうね。
自宅開業を悩んでいらっしゃる方、スモールオフィスをご検討されていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。
【日記】
M&A後のPMI開始です。まずは業務引継ぎ後の手続きのご案内など。新しい関与先様とのお打ち合わせも。調べ物が多かったので夕方は少し電池切れ。カフェオレ飲んで復活。
お仕事が増えてきましたので、活動キャパを意識していきます。
長女は友人と遊ぶ計画を楽しそうに報告してくれました。次女は、神戸どうぶつ王国へ遠足に行きましたが、バスの中で保育園のお友達とアイスクリームを食べたという話(きっとファンタジー)を嬉しそうに教えてくれました。大好きないちご味だったそうです。
【something new】
弄堂 水餃子
津山サブレ