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そして長距離ウォークを通じてどういうことがわかるようになるのか。
ここでは、実際に歩いて感じた「トレーニング」と「気付き」についてまとめます。
とにかく歩く
長距離ウォークの練習でいちばん大切なのは、やっぱり「歩くこと」。
けれど、ただ街歩きするように歩くだけでは足りません。
ウォーキングにも、ランニングと同じく、一定の呼吸とリズムが必要です。
また、「たくさん歩く」だけでも充分ではありません。
いろんなペースで歩いてみて感じたのは、
「長く歩く日」と「速く歩く日」を分けるのが大事ということ。
短い距離を速く歩くと、姿勢の安定や体幹の支え方が身につき、スピードを出す筋肉が鍛えられます。
長い距離をゆっくり歩くと、フォームの崩れ方や疲労の出方を確認できます。
速く歩くと筋肉痛になりますが、この2つを交互に入れることで、
バランスの良い「歩く力」をつけることができます。
疲れる場所を見つける
長距離を歩くと、人によって疲れる場所が違います。
脚や膝が痛くなる人は多いのですが、私は意外にも上半身がダメージを受けました。
当日はあまり気づかなくても、翌日になって肩や背中、腕まわりがじんわり痛む。
ストレッチやクールダウンをおろそかにしていたことも原因だと思います。
歩くときは「脚を使っている感覚」が強いけれど、実際には上半身もずっと姿勢を支え続けています。
体幹が安定していないと、腕や肩でバランスを取ってしまい、全身が余分に疲れる。結果、膝にも負担がかかります。
体幹を意識して歩く全身のバランスとれるようになり楽に感じます。
疲労を感じる場所は人それぞれ。
トレーニングは「自分がどこに負荷をかけているのか」を知る機会です。
長距離には「補給のトレーニング」も必要
もう一つ気づいたのが、補給もトレーニングの一部だということ。
何を、いつ、どのくらい補給するか。
これも実際に歩く中で、自分に合ったリズムを見つける必要があります。
喉が乾いたり、空腹を感じたりした時点ではすでに遅く、
エネルギー不足で身体が動かなくなることもあります。
また、甘いものの補給だけでは足りず、塩分も必要になります。
私の場合は、今の季節は次のようなペースで補給しています。
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スタートから1時間ごとに少しずつエネルギー補給 
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甘味だけでなく、塩気のあるものも組み合わせる 
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水分は喉が渇く前に少しずつ 
このリズムで、体調が安定しています。
補給のタイミングは自分の身体をコントロールする練習にもなり、
日常生活でも、エネルギー切れや集中力の低下を防ぐ感覚が上手くなります。
長距離ウォークは、脚だけの勝負ではありません。
自分の体のクセや弱点、強みなども見えてきますのでおすすめです。
 
  
  
  
  