独立仲間と。
「独立を後悔したことはありますか」と聞かれれば、迷わず答えられます。
「後悔したことはありません」。
独立を後悔しているかどうか
もし独立しないまま人生を終えていたら、きっと後悔していたでしょう。いや、むしろ「まっとうに」後悔することすらできなかったかもしれません。なぜなら、独立後の生活を知ってこそ、本当の意味で後悔できるからです。
独立して最も良かったと感じるのは、「独立後の世界を知ったこと」に尽きます。新しい世界を体験できたこと、それが全てです。成功や失敗という評価は二の次で、決断し行動して未知の領域に踏み込めたことが何よりも嬉しいのです。
私の独立の動機は、ざっくりと言えば、新しいことへの取り組み、新たな出会い、自由な時間管理でした。これらの希望を叶えるには、転職では難しく、独立が最速の道だったでしょう。
そして、独立ライフで最もエネルギーを使うのは、実は「独立すること」自体ではないでしょうか。この一歩を踏み出せたことで、独立ライフの70%は達成したような気がしています。
独立ライフの実感
だからといって、独立後の生活が、必ずしも全てがうまくわけではありません。
例えば、「自分で時間管理をしたい」という希望は叶いましたが、それが上手にできているかは別問題です。しかし、やってみなければうまくならないので、始められたことでまずは合格だと思っています。
お仕事の面でも同じことが言えます。最初からうまくいくのは難しいのですが、土俵に立ちました。がんがん攻めるか、向かってくる敵を迎え撃つか、守るか、いろんな方法はありますが、実践ほど鍛えられることはありませんから、能力を伸ばすためにも独立は正解なのです。
サラリーマン時代には許されなかった様々な試みが可能になり、自分で決定を下せるようになりました。思うようにいかないこともありますが、それらは経験として積み上がり、紆余曲折してきた日々は、必ず誰かの役にたつような気がしているのです。
ふわっとした手応え
それでも、これでいいのかなと立ち止まることもあろうと思います。
私の場合、「この道で合っている」と思える感触があります。
手応えというほどしっくりくるものではなく、もっとふわっとしたもの。人や空間がまとう空気感程度の、あるようでないような漠然とした感覚なのです。
この感覚は、数値化や可視化が難しいものです。しかし、振り返ってみると、これまで嫌だったことの多くも、実は数値化できないものが多かったです。「何となくイヤ、圧がイヤ、機嫌悪いのがイヤ。」といった感覚が、実は大切だったのかもしれません。
独立ライフの喜びは、お客様の穏やかな表情や感謝の言葉、楽しい打ち合わせ、新しい出会いやイベント、絶えず湧き上がるアイデア、独立だからこそ実現できた仕事など、様々な形で現れます。これらのふわっとした喜びが積み重なっていくことで、この道が正しいのだと実感できるのです。
独立ライフは、私の15年のビジネスライフの中で最も充実しています。2番目に楽しかったのは大学院生活ですが、独立生活はそれをも上回ります。もちろん、創造の苦しみのようなものもありますが、それは同時に生みの喜びでもあるのです。
独立は新たな始まりですが、それぞれの世界を創造することができる世界です。
一緒にこの世界を楽しみましょう。
【日記】
長女の制服の長ズボンをゲット。スカート強制でなくなり良い時代になりましたね。明日の寒さに間に合いました。長女は風邪の後、足首痛が続いています。慣れない湿布の匂いに笑っていました。
久しぶりにシッターさんお迎えでテンション高めな次女。気持ちがはやり、シッターさんのことを何度も「ママ」と呼んでいました。気がつけばシッターさんのお名前をきちんと発音できるように。それまでは「〇〇ひひしゃん」と呼んでいたのに。
補助金の事業実施報告資料の作成など。活動量を増やそうと移動は徒歩で。
【something new】
弄堂(ロンタン)南森町本店