可変にできるという強さ

変身中。

「固定」は強く、「変動」は弱い。
世の中的にはそんなイメージがあるかもしれません。
私自身、「固定」の安心感を求めていた時期がありました。

長女がまだ幼かった頃。
働き方をパキッと決めてしまいたい、と切望していました。
やるのかやらないのか。家事負担はどうするのか。
毎日が変動と調整ばかりで、正直しんどかったからです。

「固定」してしまえば悩む必要がなくなり、もっと仕事に注力できるはず。
その分、もっと力を発揮できるんじゃないかと思っていました。

今でも、固定された時間軸で働く夫を見て、
「こっちは固定なんて持ち合わせていないのに」と思うことはあります。

でも、ふと感じました。
「可変にできる生き方」が、実は強いのではないか、と。

固定は、予期せぬイベントに対して意外と脆い一面があります。
育児や介護といった家庭のイベント、自分自身の心境や体調の変化。
そうした人生の波に対して、ガチガチに固まったスタイルで挑むのは、けっこう難しいし、無理が生じます。

人生のイベントも、やりたいことも、行きたい場所も、
それらを全部抱えて進んでいこうとするなら、
「可変」のスタイルが向いている気がします。

可変であることはしんどい、ですけれど、
でもそれは、単に「可変の経験値」が足りないだけかもしれません。
育児を通じて親が柔軟になっていくように、
調整能力や管理能力といった「可変耐性」は、経験とともに磨いていけます。

固定に身を置いていないことを、足りないことのように捉えるのではなくて、
可変でいられることを、強みと考えてもいいのかもしれません。

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